みなさんこんにちは!
11月に入り、朝晩の冷え込みがグッと厳しくなってきましたね。これからの時期に心配になるのが、屋外に設置されたシンクや水道管の「凍結」ではないでしょうか。
ちょっとした準備で、大切なタイルシンクを冬の寒さから守ることができますので、簡単にできる冬支度をご案内しますね!
凍結は突然に!放置すると修理代が大変なことに…
気温がマイナスになると、水道管の中の水が凍って膨張し、配管が破裂してしまうことがあります。そうなると、修理が必要になり、年末年始の楽しみたい時に痛い出費となってしまいます…。
そんな悲しいことにならないよう、備えあれば憂いなしの以下の3ステップで、安心して冬を迎えましょう!
Step 1:一番確実な対策は「お水抜き」!
水道管の中に水がない状態にするのが、最も確実な凍結対策です。特に寒冷地では必須の作業です。
- 「水抜き栓」を回す!:お庭の水道の根本や、シンクの近くに「不凍水栓柱」や「水抜き栓」という名前のコックがあるはずです。これを回すことで、地中にある配管の水を抜くことができます。また、水栓柱自体に水抜き機能がついているものもあります。
- 最後の仕上げに蛇口を開放!:水抜き栓を操作した後、シンクの蛇口も一度全開にします。こうすることで、管内に残っていた水も空気が入って押し出され、完全に水が抜けます。
- 心配な時はプロに相談:もし水抜き栓が見当たらない、または操作方法が不安な場合は、工務店さんや水道業者さんにご相談ください。

このタイプの水栓柱・立水栓は頭の上部に捻ると水抜き出来る機能がついていますので、このようなタイプの水栓柱をご検討いただくと便利ですよ。
Step 2:水抜きができない場所には「愛の保温」を!
「水抜き栓がない」「そこまで寒くならないけど念のため心配」という地域では、水道管を冷たい外気から守ってあげましょう。
- 配管をぐるぐる巻きに!:露出している水道管や蛇口の付け根部分に、市販の凍結防止用のヒーターを巻いたり、使っていない厚手のタオルや毛布などをしっかりと巻き付けたりしてあげます。
- 風の当たらない工夫:冷たい風が直接当たると凍りやすくなります。段ボールや発泡スチロールの箱で囲いを作るだけでも効果あり。
- 緊急時の対応:予報で極端な低温が予想される夜間は、微量の水を「極細の糸を引く程度」で出し続けることで、水の流れを利用した凍結防止策を講じることも可能です。ただし水道代にはご注意を。
寒冷地のお客様の中には、冬の間は水道を使わないから米袋を被せているわよ!とのお声も聞かせて頂いたことがあります。
Step 3:シンク本体の「冬の身だしなみ」
タイルシンク本体も冬に向けてきれいにしておくと、気持ちよく年を越せます。
- 目地のカビ予防!:冬の前に、目地に残った汚れや水垢をしっかり掃除して乾燥させておくと、カビの防止にもなり、寒くて掃除がおっくうになる事もなくなります。
- 周辺をスッキリと:シンク周りの植木鉢なども、凍結を避けて軒下などへ移動させてあげましょう。シンク周りがスッキリ整うと、気持ちよく年越しを迎えられるかと思います。
これらの「冬支度」で、タイルシンクは冬の寒さからしっかり守られます!次に暖かくなる春には気持ち良い状態でお使いいただけるので、ぜひタイルシンクの「冬支度」を行っていただけたらなと思います!
それでは、また。

